2010年5月19日水曜日

ブログ放置しすぎました

研究室のブログを一ヶ月以上放置してしまいました.最近はちょっとした情報発信はすべて Twitter で行っているので,なかなかブログを書く機会がありませんでした.まとめて研究室の近況報告です.

新年度が開始して一ヶ月半が経過しましたが,研究室では今年度就職希望者 2 名(四年生・修士課程各 1 名)はすでに内定をもらって卒論・修論研究に励んでいます.四年生 2 名が大学院進学希望です.

今年 3 月で満期退学した社会人入学の博士課程学生の湯本さんは 9 月修了のために 6 月初めの論文提出を目指して準備中です.

今年度の研究予算では戸嶋先生が科学研究費補助金基盤研究(C)を新規で獲得することができました(長谷川は残念ながら不採択).

4 月に二研(戸嶋先生所属の学生さんたちの使っている実験室)の分電盤のブレーカーが火を噴くという事故がありました.原因はまだ調査中ですが,幸い昼間で学生さんが研究室にいるときに起こったので,大事に至らずに済みました.夜中だったとしたらかなり大きな火災になっていた可能性が大きかったと思います.でもその後一週間以上は二研では電気が使えず,かなり実験に支障を来してしまいました.

研究室のゼミには今年度から化学生態学研究室の鈴木先生と鈴木先生所属の四年生の山口君も参加してもらっています.連休前に年間計画発表会を行い,連休明けからは文献紹介のゼミも始まりました.

文献紹介ゼミは先週は博士課程の井坂君が担当で,紹介した論文は Jhillu Singh Yadav, Gunda Gopala Krishana and Satya Narayana Kumar, A concise stereoselective formal total synthesis of the cytotoxic macrolide (+)-Neopeltolide via Prins cyclization. Tetrahedron, 66(2), 480-487 (2010) でした.

今週は修士課程の下村君が担当で,紹介した論文は Matthew Brichacek, Lindsay A. Batory, Nicholas A. McGrath and Jon T. Njardarson, The strategic marriage of method and motif. Total synthesis of varitriol. Tetrahedron, in press でした.

また,先週から一研の学生 2 名と長谷川で NMR の勉強会を始めました.せっかく最新の 400 MHz NMR が導入されたので有効利用するためという意味合いもありますし,ちょうど 2 人とも新しい化合物の構造解析をしなければ行けない必要性に迫られているところでもあるので,ちょうど良いタイミングだと思います.テキストは Kwan, E.E., and Huang, S.G., Structural elucidation with NMR spectroscopy: practical strategies for organic chemists. European Journal of Organic Chemistry, 2008, 2671-2688 (2008) を用いています.

2010年4月10日土曜日

新入生ガイダンス&化学生態学入門

4/7 から昨日までの三日間は毎日水戸出張でした.4/6 に茨城大学では入学式が挙行されたのですが,その日を含めて三日間が新入生が大学での新生活を始めるためのガイダンスに充てられています.そのうちの後半二日間(4/7, 8)は主に学部別でガイダンスをすることになっていて,私は今年度は教務委員という学生さんの授業や履修に関することを扱う委員会の委員になっているため,二日間とも参加しました.

4/7 は授業をどういうふうに履修していけば良いのかという非常に重要で結構複雑なガイダンスを行い,学生さんたちには今年度の授業時間割を作成してもらいました.

4/8 は学生生活に関わるその他もろもろのガイダンスと昨日作成してもらった時間割についての質問などを受け付けました.

さらに今年は偶然 4/9 の授業開始で最初に新入生が受講するのが,私が担当している専門科目「化学生態学入門」だったので,三日続けて新入生の前で話をすることになりました.初回の授業では私の考える大学での勉強の仕方を中心にガイダンス的な説明を行いました.

IMG_0648.K4ovToVlCvD9.jpg


真剣に時間割を検討中の新入生たち

2010年4月5日月曜日

新年度

今日から茨城大学では新年度の授業が開始です.明日は入学式です.

研究室も今日から新四年生 3 名が登場して,新たなスタートを切りました.しかし,すぐにバリバリ実験開始というわけにはいかず,今日は毎年恒例の試薬の棚卸し作業をしました.生物制御化学研究室は所有している試薬の数がかなり多い(1200以上)ので,結構大変です.これでも数年前までは3000以上あったのをかなり廃棄して減らした結果です.今日一日で棚卸し作業はほぼ終わりましたが,まだ一部終わっていないところを明日に持ち越すことになりました.

2010年3月30日火曜日

日本農芸化学会2010年度大会

3/27から今日まで東京大学で日本農芸化学会2010年度大会が開催されました.一般講演は駒場キャンパスで3/28から今日の午前中まで行われました.この学会は演題数はいつも二千以上になる非常に大きな学会です.

今年は生物制御化学研究室からは 2 演題の発表をしました.3/29に修士課程一年生の下村君が「シクロプロパン環導入型 KODA 類縁体の立体異性体選択的合成法に関する研究」というタイトルで,今日の午前中に四年生の今井君が「イネフィトアレキシンモミラクトン A のイネいもち病菌による代謝」というタイトルで発表しました.

二人とも今回が初めての学会発表でしたが,まずまず上出来の部類だったと思います.

私自身は今回の学会では一般講演の座長をしたのですが,過去何回かの座長経験では初めて座長からの苦し紛れの質問の必要がなく,担当の演題では議論が活発に行われました.単なる司会進行役ですんでしまったので,座長としては非常に楽で助かりました.

2010年3月25日木曜日

卒業式&謝恩会

昨日は水戸の茨城県武道館で茨城大学の卒業式が挙行されました.生物制御化学研究室の学部四年生 6 人も無事卒業ということになりました.

夜 6 時過ぎからはつくばのホテルグランド東雲で資源生物科学科の謝恩会が開催されました.戸嶋先生は今年度は学科長なので教員を代表してお祝いの挨拶と乾杯の発声をお願いされていました.たぶん,表向きの学科長の仕事はこれで終了です.

研究室では,そのほかに社会人大学院生の湯本さんが 3 月末で満期退学することになりました.退学はしますが,9 月での学位取得(論文提出は 6 月初め)を目標に論文作成のラストスパートに入っています.

研究室では 3/28 から始まる日本農芸化学会に向けて,下村君と今井君が発表準備を頑張っているところです.

2010年3月17日水曜日

追いコン&新歓

今日は生物制御化学研究室の追コンと新歓を兼ねた飲み会が開催されました.場所は大学の近くの「くいしん坊 炎」という居酒屋(ちょっと前までは「まちや」で,もっと前は「つぼ八」だったところ)でした.

今年は四年生6人のうち5人が就職で研究室を離れることになり,大学院へは1人進学します.世間的には不況で就職がなかなか決まらないという問題があったようですが,幸い今年の四年生たちは全員進路がきちんと決まりました.卒業式は来週の3/24の予定です.

また,4月からの新四年生は戸嶋先生に2人,長谷川に1人が配属されました.出る人の方が多いので,来年は研究室の人数は減ってしまいますが,少数精鋭で頑張ってもらえることを期待しています.

2010年3月2日火曜日

LC-MS/MS 搬入・設置

今日は,新しい LC-MS/MS の納入がありました.新装置は AB SCIEX 社の 3200 QTRAP というシステムです.茨城大学農学部では API300 という AB SCIEX の前身の会社の LC-MS/MS を使っていたのですが,数年前から停止していました.今回,NMR と一緒に新しい装置に更新することができて非常にありがたいです.

このタイプの四重極型の MS/MS は低分子量化合物の定量分析を行うには非常に使いやすい機械で,GC-MS や HPLC で分析するには,かなり面倒な予備精製や誘導体化を必要とするような化合物をハイスループットで分析できます.生物制御化学研究室では,イネのフィトアレキシンの分析やジャスモン酸類の分析などにとても便利に使えると期待しています.

IMG_0591.YeBbjRvlnxJD.jpg