本日は茨城大学卒業式が水戸の武道館で開催予定だったのですが,東日本大震災の影響で規模を縮小した学部ごとの学位記伝達式が行われました.日立にキャンパスのある工学部では残念ながら学位記伝達式も開催することができず,卒業生・修了生には学位記が郵送されることになったそうです.
阿見キャンパスでは農学部,大学院農学研究科,東京農工大学大学院連合農学研究科(茨城大学配置)の卒業生・修了生に対する学位記伝達式が午前 11 時から 100 番講義室で開催されました.
生物制御化学研究室では 3 名の学部卒業生と 1 名の修士課程修了生がいるのですが,修士課程の下村君だけが都合がつかずに出席できませんでした.学部の 3 名には本日学位記が学科長の白岩先生から授与されました.
研究室の方では震災後に被害を受けているかどうかが心配だった NMR と LC-MS/MS の動作確認を行いました.幸い,どちらの機器も問題なく測定に使える状態であることが分かりました.
2011年3月16日水曜日
大震災
現在,茨城大学農学部では大部分の教員・学生は自宅待機状態です.心配されている方もいるかもしれませんので,近況を書いておきます.
3/11 の大地震のときには茨城県阿見町にある茨城大学農学部の建物も激しく揺れましたが,幸い,そのときに建物内にいた学生・教職員で負傷等をしたという話は聞いておりません.生物制御化学研究室の学生さんたちは就職活動などで不在だった人を除いて 4 名が研究室にいましたが,教員(戸嶋・長谷川)含めて全員身体的には何の被害も受けませんでした.また,研究室に来ていなかった学生さんたちもそれぞれ無事であることを確認しています.
しかし,各研究室は相当の被害を受けており,特に上の階に行くほどその被害はひどい状態です.生物制御化学研究室は 1 階にあったのが幸いして,今のところ空の試薬瓶が一本割れた以外の被害は出ていません.5, 6, 7 階の研究室は多くの棚が倒れてガラスの破片が散乱し,かなり危険な状態でした.
共通の大型機器の NMR や質量分析計は,地震以降立ち上げていませんので,問題がないかどうかははっきりとは言えませんが,見たところ大きな破損等はなく大丈夫そうです.しかし,特に高真空を要求する質量分析計は計画停電が起こりうる状況(今のところ茨城は被災地として免除されていますが)では稼働させるわけにはいきませんので,しばらくは様子見です.
今月末に研究室の学生さん 3 名が発表予定だった日本農芸化学会 2011 年度大会(京都)は中止になってしまいました.学生さんたちはそれぞれに準備して楽しみにして(びびって?)いたので,残念ですが,仕方がありません.
被災地での物資不足,原発,計画停電など様々な問題が未解決ですが,阿見町はライフラインの復旧も比較的早く,スーパーや飲食店もそれなりに営業していて,東北や茨城県北の被災地に比べるとかなり状況は良くなっています.
3/11 の大地震のときには茨城県阿見町にある茨城大学農学部の建物も激しく揺れましたが,幸い,そのときに建物内にいた学生・教職員で負傷等をしたという話は聞いておりません.生物制御化学研究室の学生さんたちは就職活動などで不在だった人を除いて 4 名が研究室にいましたが,教員(戸嶋・長谷川)含めて全員身体的には何の被害も受けませんでした.また,研究室に来ていなかった学生さんたちもそれぞれ無事であることを確認しています.
しかし,各研究室は相当の被害を受けており,特に上の階に行くほどその被害はひどい状態です.生物制御化学研究室は 1 階にあったのが幸いして,今のところ空の試薬瓶が一本割れた以外の被害は出ていません.5, 6, 7 階の研究室は多くの棚が倒れてガラスの破片が散乱し,かなり危険な状態でした.
共通の大型機器の NMR や質量分析計は,地震以降立ち上げていませんので,問題がないかどうかははっきりとは言えませんが,見たところ大きな破損等はなく大丈夫そうです.しかし,特に高真空を要求する質量分析計は計画停電が起こりうる状況(今のところ茨城は被災地として免除されていますが)では稼働させるわけにはいきませんので,しばらくは様子見です.
今月末に研究室の学生さん 3 名が発表予定だった日本農芸化学会 2011 年度大会(京都)は中止になってしまいました.学生さんたちはそれぞれに準備して楽しみにして(びびって?)いたので,残念ですが,仕方がありません.
被災地での物資不足,原発,計画停電など様々な問題が未解決ですが,阿見町はライフラインの復旧も比較的早く,スーパーや飲食店もそれなりに営業していて,東北や茨城県北の被災地に比べるとかなり状況は良くなっています.
2011年3月5日土曜日
研究室追いコン
昨日は阿見の焼き鳥屋「鳥吉」で生物制御化学研究室の追いコンが開催されました.この3月に卒業・修了する学生さんは 4 名ですが,うち 2 名は大学院進学で,研究室から巣立って行く学生さんは修士 1 名,学部 1 名の 2 名です.また,社会人入学の博士課程学生として四年間研究室に在籍し,昨年 9 月に学位を取得したエボニック・デグサ・ジャパンの湯本さんも昨日の追いコンには参加しました.湯本さんは近いうちに四日市に転勤になるそうです.最新鋭の設備を備えた新工場の立ち上げ業務に携わるそうで,単身赴任にもなって大変ですが,より一層の活躍が期待されます.
2011年3月2日水曜日
新しい電子天秤
本日は新しい電子天秤が納品されました.島津製作所の AUW120D という 0.01 mg まで秤量できるタイプの分析天秤です.今までは Chyo Balance のものを使っていましたが,もう 15 年以上使っていてちょっと安定性に問題があったりしたので,予算が確保できた今年度に買い替えることにしました.古い天秤は学生実験の天秤室で余生を送ってもらう予定です.
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