2011年7月25日月曜日

研究室セミナー

本日の研究室セミナーはこぶし会館研修室Cで実施しました.今週も二名が担当です.今週の担当は生物制御化学研究室の四年生の小林君と濱名君でした.小林君は Hiyas A. Junio, Arlene A. Sy-Cordero, Keivan A. Ettefagh, Johnna T. Burns, Kathryn T. Micko, Tyler N. Graf, Scott J. Richter, Robert E. Cannon, Nicholas H. Oberlies, and Nadja B. Cech, Synergy-Directed Fractionation of Botanical Medicines: A Case Study with Goldenseal (Hydrastis canadensis). J. Nat. Prod. 74(7), 1621-1629 (2011) を紹介しました.共力効果に基づいて分画を行って生理活性物質を単離する新たな方法についての論文です.濱名君は M. Soledade C. Pedras, Zoran Minic, Vijay K. Sarma-Mamillapalle and Mojmir Suchy, Discovery of inhibitors of brassinin oxidase based on the scaffolds of the phytoalexins brassilexin and wasalexin. Bioorg. Med. Chem., 18(7), 2456-2463 (2010) を紹介しました.アブラナ科フィトアレキシンの解毒酵素阻害剤の開発についての論文です.研究室セミナーは来週で一区切りで,8月中は夏休みの予定です.

2011年7月18日月曜日

農学部オープンキャンパス

昨日の日曜日は茨城大学農学部オープンキャンパスが開催されました.生物制御化学研究室では戸嶋先生の研究室は研究室公開,私の研究室は学生実験室での公開実験を行いました.非常に暑い中,公開実験には約 70 名の高校生の皆さんが参加してくれました.研究室の大学院生と学部の学生さんたちにボランティアで協力してもらったので,順調に実験を行うことができました.

今回の実験では,果物の匂いの物質であるエステルの化学合成を行いました.また,食品や植物などの代表的な匂い物質を嗅いで,何の匂いかを当ててもらいました.

2011年7月11日月曜日

研究室セミナー

本日の研究室セミナーは遺伝子実験施設セミナー室で実施しました.先週までは論文紹介の担当者は毎週一人だったのですが,今週から夏休みに入るまでは毎週二名になりました.今週の担当は化学生態学研究室の吉田さんと生物制御化学研究室の佐々木君でした.吉田さんは Eilon Shani, Hadas Ben-Gera, Sharona Shleizer-Burko, Yogev Burko, David Weiss, and Naomi Ori, Cytokinin Regulates Compound Leaf Development in Tomato. Plant Cell, 22(10), 3206-3217 (2010) を紹介しました.トマトの複葉形成のサイトカイニンによる制御についての論文です.佐々木君は Runpu Shen, Xiaoyue Jiang, Weidong Ye, Xiaohua Song, Luo Liu, Xuejun Lao, Chunlei Wu, A novel and practical synthetic route for the total synthesis of lycopene. Tetrahedron, 67(31), 5610-5614 (2011) を紹介しました.リコピンの全合成についての論文です.

2011年7月4日月曜日

研究室セミナー

本日の研究室セミナーはいつもの連合大学院ゼミナール室が使えなかったので,こぶし会館で開催されました.文献紹介は化学生態学研究室の四年生の横倉君の担当で,紹介した論文は Lucia C. Strader, Dorthea L. Wheeler, Sarah E. Christensen, John C. Berens, Jerry D. Cohenc Rebekah A. Rampey and Bonnie Bartel, Multiple Facets of Arabidopsis Seedling Development Require
Indole-3-Butyric Acid–Derived Auxin. Plant Cell, 23(3), 984-999 (2011)
でした.インドール酪酸からインドール酢酸への変換ができなくなった変異体の解析についての論文です.