2012年1月21日土曜日

井坂哲也君の博士論文発表会

昨日,15 時から東京農工大学大学院連合農学研究科博士課程に在学している井坂哲也君の博士論文発表会がこぶし会館で開催されました.論文タイトルは「生合成類似反応による新規インドールテルペンアルカロイド類の合成」です.井坂君は博士課程在籍六年目ですので,今年が学位取得のラストチャンスでした.無事(?)に発表会を終えることができましたので,あとは 3/1 の連合農学研究科教授会での投票で博士の学位取得が決まります.審査員の先生方から論文内容についてもいろいろ指摘を受けていますので,それにきちんと対応して論文を完成させる必要もありますので,あと少し気を抜かずに頑張っていただきたいと思います.


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2012年1月19日木曜日

研究室セミナー

本日の研究室セミナーの論文紹介は四年生の小島さんと小林君の担当で,小島さんが紹介した論文は Ryan J. Rafferty and Robert M. Williams, Total Synthesis of Hapalindoles J and U. J. Org. Chem., 77(1), 519-524 (2012),小林君が紹介した論文は Jonathan Roepke, Vonny Salim, Maggie Wu, Antje M. K. Thamm, Jun Murata, Kerstin Ploss, Wilhelm Boland, and Vincenzo De Luca, Vinca drug components accumulate exclusively in leaf exudates of Madagascar periwinkle. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 107(34), 15287-15292 (2010) でした.たまたまですが,二人ともインドールアルカロイドに関する論文の報告です.

研究室セミナーの論文紹介は来週で今年度は最後になります.

2012年1月13日金曜日

昼輪読

東京化学同人発行の現代化学に筑波大学の白木賢太郎先生が連載している「セキララかがく」というコラムがあるのですが,これの 2012 年 1 月号の回で朝輪読というのが紹介されていました.白木研では朝 9 時から論文のアブストラクトの音読と和訳,図表の説明を毎日一報 30 分間でやっているということです.
なかなか良さそうなシステムなので,長谷川の研究室でも今年から似たような試みを始めてみることにしました.うちの研究室では,9 時からだと授業で抜けてしまう人が多くなるので,昼食後 12:30 からの 30 分でやってみることにしました.まだ,実力的に図表の説明までは手が回らないので,最初はタイトルとアブストラクトの音読・和訳を毎日一報ずつこなしていくという形でやり始めました.
今週は下記の 4 つの論文を題材にしました.
http://www.jbc.org/content/early/2012/01/03/jbc.M111.305599.abstract
http://www.jbc.org/content/early/2012/01/03/jbc.M111.316364.abstract
http://www.plantphysiol.org/content/158/1/324.abstract
http://dx.doi.org/10.1021/jf203742x

これを毎日続けていけば,一年で 200 報ぐらいの論文に触れることになります.学生さんは何も言わないと,セミナーで自分が担当のときの年 2 回しか英語の論文を読まないという場合もありましたが,アブストラクトだけでもこれだけ読めば,かなり力になるのではないかと思います.

2012年1月11日水曜日

研究室セミナー

本日の研究室セミナーの論文紹介は生物制御化学研究室四年生の濱名君と化学生態学研究室四年生の岩上さんの担当で,濱名君が紹介した論文は Ilka Schoenian, Michael Spiteller, Manoj Ghaste, Rainer Wirth, Hubert Herz, and Dieter Spiteller, Chemical basis of the synergism and antagonism in microbial communities in the nests of leaf-cutting ants. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 108(5), 1955-1960 (2011),岩上さんが紹介した論文は Masaki Endo, Shigeki Nakayama, Chikage Umeda-Hara, Namie Ohtsuki, Hiroaki Saika, Masaaki Umeda, Seiichi Toki, CDKB2 is involved in mitosis and DNA damage response in rice. Plant J., in press でした.

なかなかセミナーの日程調整がうまくいかずに出来ない週があったりしたので,今週から四年生二人ずつの発表になりました.