3/27~30 に川崎市の明治大学生田キャンパスなどで日本農芸化学会 2014 年度大会が開催されました.本研究室からは修士課程の濱名君と私がそれぞれ「イネのフィトアレキシンであるサクラネチンのいもち病菌による代謝」,「紫外線照射イネ葉からの新規ファイトカサン類縁体の同定」というタイトルで口頭発表を行いました.農芸化学会の発表は,一昨年は各自の PC を接続してプロジェクターで行い,昨年は紙に出力したものを OHC で映写して行いましたが,今年は USB メモリでパワーポイントファイルを持って行って,会場の PC を使う形式になりました.私が見ていた会場では USB メモリの認識に時間がかかって若干遅れたりしたときはありましたが,概ね順調に発表は行われていました.濱名君の発表は,事前のチェックや発表練習では気が付かなかったちょっと恥ずかしいスライドの間違いもありましたが,まあ何とか終了しました.
4 月になりましたので,年度が切り替わりました.今年度の研究室メンバーは博士課程 2 年生 1 名,修士課程 2 年生 1 名,1 年生 1 名,学部 4 年生 4 名の計 6 名となりました.人数的には昨年より 1 名増です.
輪読は今週から再開し,下記の論文を取り上げました.
506. Kawai, Y., Ono, E., and Mizutani, M. (2014). Evolution and diversity of the 2–oxoglutarate-dependent dioxygenase superfamily in plants. Plant J. 78: 328–343.
507. Wölwer-Rieck, U., May, B., Lankes, C., and Wüst, M. (2014). Methylerythritol and mevalonate pathway contributions to biosynthesis of mono-, sesqui-, and diterpenes in glandular trichomes and leaves of Stevia rebaudiana Bertoni. J. Agric. Food Chem. 62: 2428–2435.
508. Ke, Y., Liu, H., Li, X., Xiao, J., and Wang, S. Rice OsPAD4 functions differently from Arabidopsis AtPAD4 in host-pathogen interactions. Plant J. in press.
509. Chassy, A.W., Adams, D.O., and Waterhouse, A.L. (2014). Tracing phenolic metabolism in Vitis vinifera berries with 13C6-phenylalanine: implication of an unidentified intermediate reservoir. J. Agric. Food Chem. 62: 2321–2326.
510. Gaquerel, E., Gulati, J., and Baldwin, I.T. Revealing insect herbivory-induced phenolamide metabolism: from single genes to metabolic network plasticity analysis. Plant J. in press.