2016年9月22日木曜日

勝間田駿君の論文が Chemistry & Biodiversity 誌に掲載

修士課程 1 年生の勝間田駿君が筆頭著者でスイス Wiley-VHCA 社の英文学術雑誌 Chemistry & Biodiversity に投稿していた論文が 9/16 にアクセプトされ,9/19 には Wiley Online Library で Accepted Manuscript が公開されました.

Katsumata, S., Hamana, K., Horie, K., Toshima, H., and Hasegawa, M. Identification of sternbin and naringenin as detoxified metabolites from the rice flavanone phytoalexin sakuranetin by Pyricularia oryzae. Chem. Biodiversity in press.

この論文ではイネのフラボノイド系フィトアレキシンであるサクラネチンがイネいもち病菌によってステルンビンとナリンゲニンに代謝されることを明らかにしています.代謝されたステルンビンとナリンゲニンのいもち病菌に対する抗菌活性はサクラネチンよりも低く,いもち病菌はサクラネチンをステルンビンやナリンゲニンに代謝することによって解毒している可能性が考えられます.イネは抗菌活性物質であるフィトアレキシンを作って病原菌の感染拡大を抑えていると考えられていますが,病原菌もフィトアレキシンを解毒することによって植物に対抗しているのかもしれないと我々は推測しています.


この研究は第二著者の修士課程修了生濱名一穂君の修士論文研究を勝間田君が引き継いで卒業論文研究で完成させた結果です.