2011年6月27日月曜日

研究室セミナー

今日の研究室セミナーの文献紹介は化学生態学研究室の四年生の岩上さんの担当で,紹介した論文は Zouhair Elghabi, Stephanie Ruf, Ralph Bock, Biolistic co-transformation of the nuclear and plastid genomes, Plant J., in press でした.パーティクルガン法を用いて核とプラスチドの両方のゲノムに遺伝子を同時に導入する方法についての論文です.

2011年6月26日日曜日

研究室セミナー & 節電

先週の研究室セミナーについてまだ書いていませんでした.先週月曜日 6/20 の研究室セミナーの論文紹介担当は化学生態学研究室の修士課程学生の田中君で,紹介した論文は Laura Ragni, Kaisa Nieminen, David Pacheco-Villalobos, Richard Sibout, Claus Schwechheimer, and Christian S. Hardtke, Mobile Gibberellin Directly Stimulates Arabidopsis Hypocotyl Xylem Expansion. Plant Cell, 23(4), 1322-1336 (2011) でした.シロイヌナズナの木部形成の移動性シグナルとしてジベレリンが機能しているという内容の論文でした.これは Plant Cell で非常にデータの多い論文だったので,紹介にかなりの時間がかかってしまい,今年一番の長時間ゼミとなりました.

先週からいよいよ暑くなってきましたが,茨城大学も東京電力の大口利用者になっているので,当然 15% の節電を求められています.今年は特に理由のある部屋以外はすべて冷房は使えなくなってしまいましたので,当然教員室は冷房なしです.生物制御化学研究室は一階なので,上層階に比べると暑さはかなりましな方なので助かっていますが,やはり暑いです.私も暑い日の日中は少しでも電力消費と発熱を抑えるため,iMac を使うのを止めて MacBook Air で仕事をすることにしました.もちろん,暑い日にエアコンなしでパソコンを使うのはパソコンにも良くないのは当たり前なので,iMac の寿命を縮めないためという意味合いもあります.

節電対策の一環として,廊下に人が通ったことを感知して点灯する LED 照明が設置されました.節電のため廊下の蛍光灯照明は基本的に点灯していないので,夜は本当に真っ暗で手探りで歩かなければいけないという状態でした.私は何度か廊下の壁に激突したことがあるのですが,もう激突しないで済みそうなので,ありがたいです.

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廊下に設置された LED 照明

2011年6月13日月曜日

研究室セミナー

今日の研究室セミナーの文献紹介は化学生態学研究室の修士一年の山口君の担当で,紹介した論文は Minoru Kubo, Kaori Furuta, Taku Demura, Hiroo Fukuda, Yao-Guang Liu, Daisuke Shibata and Tatsuo Kakimoto, The CKH1/EER4 Gene Encoding a TAF12-Like Protein Negatively Regulates Cytokinin Sensitivity in Arabidopsis thaliana. Plant Cell Physiol. 52(4), 629-637 (2011)でした.シロイヌナズナのサイトカイニン感受性変異体の原因遺伝子についての論文です.

2011年6月6日月曜日

研究室セミナー

生物制御化学・化学生態学研究室の研究室セミナーは通常は火曜日開催なのですが,メンバーの都合により今週からはしばらく月曜日開催となりました.

今日の研究室セミナーの文献紹介はは修士課程の大山君の担当で,紹介した論文は,Anna Robinson, Varinder K. Aggarwal, Asymmetric Total Synthesis of Solandelactone E: Stereocontrolled Synthesis of the 2-ene-1,4-diol Core through a Lithiation–Borylation–Allylation Sequence, Angew. Chem. Int. Ed., 49, 6673-6675 (2010) でした.ヒドロイドから単離されたシクロプロパン環およびラクトン環を有する海洋オキシリピン化合物の全合成についての論文です.

2011年6月1日水曜日

iMac 壊れる,研究室セミナー

昨日,私が研究室でメインで使っている iMac が不調に陥ってしまい,OS の再インストールや Time Machine バックアップからの復元などを試みたのですが,解決しませんでした.結論としては,内蔵ハードディスクドライブの故障であろうということで,家から FireWire 800 接続の外付ドライブを持って来て,それに Time Machine バックアップを復元することで,また iMac を使えるようになりました.Time Machine はいざというときには本当に頼りになります.

昨日は研究室セミナーがありました.論文紹介は修士一年の井上さんの担当で,紹介した論文は Schmelz EA, Kaplan F, Huffaker A, Dafoe NJ, Vaughan MM, Ni X, Rocca JR, Alborn HT, and Teal PE, Identity, regulation, and activity of inducible diterpenoid phytoalexins in maize. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 108, 5455–5460 (2011) でした.トウモロコシからジテルペンのフィトアレキシンを同定したという論文です.