2011年6月26日日曜日

研究室セミナー & 節電

先週の研究室セミナーについてまだ書いていませんでした.先週月曜日 6/20 の研究室セミナーの論文紹介担当は化学生態学研究室の修士課程学生の田中君で,紹介した論文は Laura Ragni, Kaisa Nieminen, David Pacheco-Villalobos, Richard Sibout, Claus Schwechheimer, and Christian S. Hardtke, Mobile Gibberellin Directly Stimulates Arabidopsis Hypocotyl Xylem Expansion. Plant Cell, 23(4), 1322-1336 (2011) でした.シロイヌナズナの木部形成の移動性シグナルとしてジベレリンが機能しているという内容の論文でした.これは Plant Cell で非常にデータの多い論文だったので,紹介にかなりの時間がかかってしまい,今年一番の長時間ゼミとなりました.

先週からいよいよ暑くなってきましたが,茨城大学も東京電力の大口利用者になっているので,当然 15% の節電を求められています.今年は特に理由のある部屋以外はすべて冷房は使えなくなってしまいましたので,当然教員室は冷房なしです.生物制御化学研究室は一階なので,上層階に比べると暑さはかなりましな方なので助かっていますが,やはり暑いです.私も暑い日の日中は少しでも電力消費と発熱を抑えるため,iMac を使うのを止めて MacBook Air で仕事をすることにしました.もちろん,暑い日にエアコンなしでパソコンを使うのはパソコンにも良くないのは当たり前なので,iMac の寿命を縮めないためという意味合いもあります.

節電対策の一環として,廊下に人が通ったことを感知して点灯する LED 照明が設置されました.節電のため廊下の蛍光灯照明は基本的に点灯していないので,夜は本当に真っ暗で手探りで歩かなければいけないという状態でした.私は何度か廊下の壁に激突したことがあるのですが,もう激突しないで済みそうなので,ありがたいです.

IMG_1039-2011-06-26-13-19.jpg


廊下に設置された LED 照明