先週の金曜日の 9/16 の夕方からつくば市のイーアスつくば内のホールで開催された日本植物病理学会関東部会『第 7 回若手の会』で長谷川が「イネフィトアレキシンの化学 -新規化合物の探索とイネいもち病菌による代謝-」というタイトルで講演を行いました.若手の会の幹事を担当されている茨城大学遺伝子実験施設の古谷綾子先生に依頼されて引き受けた講演です.
茨城大学でのイネフィトアレキシン研究について,現在修士課程の学生さんの研究成果を中心に講演させていただきました.化学構造ばかりたくさん出て来る内容でしたので,生物系の研究が中心の植物病理の皆さんには取っ付きにくい発表だったかもしれませんが,多くの質問もあって皆さんに熱心に聞いていただけたように感じました.質問が多く出たということもあり,私の講演時間が延びてしまい,最後の演者の方の質問時間がほとんどなくなってしまったのは大変申し訳なかったです.
生物制御化学研究室の学会発表は主に日本農芸化学会や植物化学調節学会で行っていて,植物病理学会とは普段は距離があるのですが,特に私の研究内容は植物病理の研究分野と密接に関係しているので,この講演を機会に植物病理の若手の方達に茨大のフィトアレキシンの研究を知ってもらえたのは良いことであったと思います.