2014年11月8日土曜日

鍬耕祭,研究室セミナー,今週の輪読

11/1, 2 には阿見キャンパスで鍬耕祭が開催されました.11/1 には主に高校生を対象とした秋のオープンキャンパスと農学部の一年次生を対象とした阿見キャンパス見学会(フレッシュマン・ゼミナールという授業の一部)も同時開催され,研究室公開を実施しました.今年は筑波大の学園祭や大手予備校の模試と日程が重なってしまったという話もあり,研究室見学に来てくれた高校生は残念ながらゼロでした.しかし,一年次生は(授業の一環ということもあり)熱心に見学してくれました.また,何人かの研究室の卒業生と在学生のご父兄にも訪問していただきました.

今週のセミナーでの文献紹介の担当は化学生態学研究室修士課程一年の武井さんで,紹介した論文は Bosch, M. et al. Jasmonic acid and its precursor 12-oxophytodienoic acid control different aspects of constitutive and induced herbivore defenses in tomato. Plant Physiol. 166, 396-410 (2014) でした.ジャスモン酸の生合成前駆体である 12-オキソフィトジエン酸がトマトにおいてジャスモン酸とは異なった機構で食害昆虫に対する抵抗性に関与していることについての報告でした.

今週の輪読では以下の論文を取り上げました.
637. Aranega-Bou, P., Leyva, M.D.L.O., Finiti, I., García, A., Pilar, and González, B., Carmen (2014). Priming of plant resistance by natural compounds. Hexanoic acid as a model. Front. Plant Sci. 5: 488.
638. Köhler, A. et al. Within-plant distribution of 1,4-benzoxazin-3-ones contributes to herbivore niche differentiation in maize. Plant Cell Environ. in press.
639. Noctor, G., Lelarge-Trouverie, C., and Mhamdi, A. The metabolomics of oxidative stress. Phytochemistry in press.
640. Tabata, R. et al. (2014). Perception of root-derived peptides by shoot LRR-RKs mediates systemic N-demand signaling. Science 346: 343–346.