今日は,新しい LC-MS/MS の納入がありました.新装置は AB SCIEX 社の 3200 QTRAP というシステムです.茨城大学農学部では API300 という AB SCIEX の前身の会社の LC-MS/MS を使っていたのですが,数年前から停止していました.今回,NMR と一緒に新しい装置に更新することができて非常にありがたいです.
このタイプの四重極型の MS/MS は低分子量化合物の定量分析を行うには非常に使いやすい機械で,GC-MS や HPLC で分析するには,かなり面倒な予備精製や誘導体化を必要とするような化合物をハイスループットで分析できます.生物制御化学研究室では,イネのフィトアレキシンの分析やジャスモン酸類の分析などにとても便利に使えると期待しています.