有機化学系の研究室では溶液の濃縮は最も頻繁に行われる実験操作です.良く使われるのはロータリーエバポレーターとか遠心型エバポレーターという減圧状態で溶媒を蒸発させる装置です.減圧のためには,アスピレーターやダイヤフラム式真空ポンプが使われるのですが,研究室のダイヤフラム式真空ポンプのダイヤフラムが破れてしまい,先週から一部のエバポレーターが使えなくなって大変困っていました.
今日,注文していたダイヤフラムが届いたので学生さんたちとポンプを分解して取り付けました.新品のダイヤフラムを装備したポンプ(バキューブランドのMZ-2Cという機種)は絶好調になりました.しかし,真空度が高くなりすぎてしまい,早速突沸させている学生さんがいました.