おととい,エラーで使えなくなっていた NMR ですが,今日様子を見てみるとエラーが消えていました.試しに標準サンプルを測定してみましたが,特に問題なく測定することができました.
さて,これで完全にエラーが出なくなれば良いのですが,しばらく様子見です.
これで今年最後の更新です.新年は 4 日か 5 日からの更新になると思います.
皆様,良いお年を.
2008年12月29日月曜日
NMR 不調
GC-MS に続いて今度は NMR が不調になりました.茨城大学農学部で使っている NMR は日本電子のαという機種の 500 MHz です.もう 15 年以上使っている機械で,できれば更新したいのですが,何しろ高額な機械なので簡単に更新はできそうにありません.特に,制御とデータ処理に使っていたコンピューターが今は亡き DEC の VAX というワークステーションだったので,これが壊れると非常に高額な修理費を取られたりして大変でした.昨年,このコンピューターを Windows PC に交換したのですが,それ以降はトラブルの頻度も激減して助かっていました.
しかし,今日学生さんが測定していたら,エラーで測定が止まってしまいました.確認してみるとロックレシーバーのハードウェアにトラブルがあるというようなエラーが出ています.装置を再立ち上げすると,一時的にはエラーが消えてちょっとぬか喜びしたのですが,サンプルを測定するとまた同じエラーになってしまって結局使えない状態です.
当然のことですが,メーカーのサポートは年末年始休業でお休みになっていて,対策は年明けの 1/5 以降にならないとできません.日本電子データムはウェブでのサポート依頼を受け付けているので,とりあえずウェブからの問い合わせをしておきました.
年明け早々高額な修理費を取られないことを祈るのみです.
しかし,今日学生さんが測定していたら,エラーで測定が止まってしまいました.確認してみるとロックレシーバーのハードウェアにトラブルがあるというようなエラーが出ています.装置を再立ち上げすると,一時的にはエラーが消えてちょっとぬか喜びしたのですが,サンプルを測定するとまた同じエラーになってしまって結局使えない状態です.
当然のことですが,メーカーのサポートは年末年始休業でお休みになっていて,対策は年明けの 1/5 以降にならないとできません.日本電子データムはウェブでのサポート依頼を受け付けているので,とりあえずウェブからの問い合わせをしておきました.
年明け早々高額な修理費を取られないことを祈るのみです.
2008年12月27日土曜日
GC-MS メンテナンスの続き
昨日,イオン源のクリーニングをして一晩真空引きしておいた GC-MS の動作チェックをしました.ところが,標準物質(PFK)のピークがほとんど見えません.苦労してメンテナンスをした後に状況が改善されていないとガックリきますが,気を取り直して原因を考えました.
電気的なエラーはなく,真空度,エミッション電流なども問題ないので,イオン源の組み立て方の問題ではないかと思って,もう一度イオン源を取り出して組み立て直しました.特に,部品の順番や向きを間違っていたわけではないのですが,若干組み上げが甘くてきっちり部品がはまっていないところがあったので,その辺を修正しました.
再び,GC-MS にセットしてしばらく真空引きしてから PFK のピークを確認すると,今度は見えるようになりました.しかし,フィラメントが切れる前よりも感度が悪くなってしまいました.クリーニングすると感度も良くなることも期待していたので,ちょっと残念ですが,使えないほど悪くもないので,しばらくこのままで使おうと思います.
これ以外に,エバポレーターで使っているダイヤフラム真空ポンプの調子も悪くなってしまったので,湯本さんと分解して掃除しました.これも,ある程度は回復しましたが,まだ本調子ではないかもしれません.
電気的なエラーはなく,真空度,エミッション電流なども問題ないので,イオン源の組み立て方の問題ではないかと思って,もう一度イオン源を取り出して組み立て直しました.特に,部品の順番や向きを間違っていたわけではないのですが,若干組み上げが甘くてきっちり部品がはまっていないところがあったので,その辺を修正しました.
再び,GC-MS にセットしてしばらく真空引きしてから PFK のピークを確認すると,今度は見えるようになりました.しかし,フィラメントが切れる前よりも感度が悪くなってしまいました.クリーニングすると感度も良くなることも期待していたので,ちょっと残念ですが,使えないほど悪くもないので,しばらくこのままで使おうと思います.
これ以外に,エバポレーターで使っているダイヤフラム真空ポンプの調子も悪くなってしまったので,湯本さんと分解して掃除しました.これも,ある程度は回復しましたが,まだ本調子ではないかもしれません.
2008年12月26日金曜日
GC-MS イオン源洗浄
大学は公式には今日が仕事納めで明日から年末年始休業に入ります.研究室では午前中に学生さんたちが大掃除(というよりも中掃除)をしました.
私は大掃除は大掃除でも GC-MS のイオン源の大掃除を一日がかりでやりました.先日,フィラメントが切れたという話を書きましたが,昨日,日本電子データムから新しいフィラメントが届きました(日本電子データムの納品はいつも早いので助かります).
フィラメントを付け替えるだけではまたすぐに切れてしまうかもしれないので,イオン源を分解して洗浄することにしました.
GC-MS のイオン源は部品の点数が結構多く,分解すると下の写真のようになります.
私は大掃除は大掃除でも GC-MS のイオン源の大掃除を一日がかりでやりました.先日,フィラメントが切れたという話を書きましたが,昨日,日本電子データムから新しいフィラメントが届きました(日本電子データムの納品はいつも早いので助かります).
フィラメントを付け替えるだけではまたすぐに切れてしまうかもしれないので,イオン源を分解して洗浄することにしました.
GC-MS のイオン源は部品の点数が結構多く,分解すると下の写真のようになります.
これらの部品を紙ヤスリや綿棒・スコッチブライトに付けたアルミナ(研磨剤)で地道に磨いて汚れを落として,超音波洗浄しました.細かい部品や入り組んでいて磨きにくい部品が多いので苦労します.
ものを磨くという作業は続けていると結構没頭してしまいます.汚れてしまった鏡面仕上げの部品を丹念にアルミナで磨いてピカピカにできたときには結構達成感があります.一方,入り組んだ構造の部品でどう磨いても汚れをうまく落とせないときは非常にイライラします.
洗浄後,組み立て直したのですが,いつやっても小さいワッシャーとか芋ねじとかを必ず何個かなくしてしまいます.今回も何個かなくしました.まあなくても何とか組み立てられるので一時的にそのまま組み立ててしまいました.
先ほど GC-MS にセットして,真空引きを開始し,イオン化室の温度を上げておきました.一晩置いて真空度を十分にあげてから,明日ちゃんと使えるかチェックする予定です.
ところで,このブログのアクセス数が急に増えて一日50件ぐらいあるのですが,いったい何が起こったのでしょう.アクセス解析はしていないので,今ひとつ原因がよく分からず,ちょっと不気味です.
ものを磨くという作業は続けていると結構没頭してしまいます.汚れてしまった鏡面仕上げの部品を丹念にアルミナで磨いてピカピカにできたときには結構達成感があります.一方,入り組んだ構造の部品でどう磨いても汚れをうまく落とせないときは非常にイライラします.
洗浄後,組み立て直したのですが,いつやっても小さいワッシャーとか芋ねじとかを必ず何個かなくしてしまいます.今回も何個かなくしました.まあなくても何とか組み立てられるので一時的にそのまま組み立ててしまいました.
先ほど GC-MS にセットして,真空引きを開始し,イオン化室の温度を上げておきました.一晩置いて真空度を十分にあげてから,明日ちゃんと使えるかチェックする予定です.
ところで,このブログのアクセス数が急に増えて一日50件ぐらいあるのですが,いったい何が起こったのでしょう.アクセス解析はしていないので,今ひとつ原因がよく分からず,ちょっと不気味です.
2008年12月25日木曜日
研究室中間発表会&忘年会
2008年12月24日水曜日
日本農芸化学会
日本農芸化学会2009年度大会のポスター発表の日程が決まりました.研究室のホームページの Topics に書いてありますが,私の発表は 3/28(土),湯本さんの発表は 3/29(日)で,コアタイム(ポスターの前にたっていなければいけない時間)はどちらも 14:00-15:00 ということです.
2008年12月22日月曜日
GC-MS のフィラメントが切れた
有機化学系の研究では,NMR,質量分析計,HPLC などの分析機器を用いることが多いのですが,これらを常に良い状態で使えるようにするのは至難の業です.あちらを直せば,こちらが壊れるという感じで,お金も手間もかなりかかります.
先日,GC の注入口のメンテナンスをして比較的好調に使えていた GC-MS(日本電子 GCmate II)だったのですが,今日測定中に全くピークが出なくなってしまいました.エミッション電流がゼロになっているので,ほぼ間違いなくフィラメント切れでしょう.最近,エミッション電流がかなり高めだったので怪しいなとは思っていたのですが,やはり駄目でした.
実はこのフィラメントは2ヶ月前に交換したもので,あまりに早く切れたので,日本電子データムのコールセンターに聞いてみました.サポートの人が言うには,フィラメントを交換するときにはイオン化室のクリーニング(紙ヤスリで磨く)をしておかないと,前のフィラメントの残骸が残ったりしていて,切れるのが速くなる可能性があるとのことでした(初めて聞きました).
先日,GC の注入口のメンテナンスをして比較的好調に使えていた GC-MS(日本電子 GCmate II)だったのですが,今日測定中に全くピークが出なくなってしまいました.エミッション電流がゼロになっているので,ほぼ間違いなくフィラメント切れでしょう.最近,エミッション電流がかなり高めだったので怪しいなとは思っていたのですが,やはり駄目でした.
実はこのフィラメントは2ヶ月前に交換したもので,あまりに早く切れたので,日本電子データムのコールセンターに聞いてみました.サポートの人が言うには,フィラメントを交換するときにはイオン化室のクリーニング(紙ヤスリで磨く)をしておかないと,前のフィラメントの残骸が残ったりしていて,切れるのが速くなる可能性があるとのことでした(初めて聞きました).
2008年12月19日金曜日
2008年12月17日水曜日
アセトニトリル
アセトニトリル(通称アセニト)は逆相 HPLC の溶媒としては非常にポピュラーな溶媒で,HPLC を使っている研究室ならば,ほぼどこでもコンスタントに消費している溶媒だと思います.
このアセトニトリルが世界的供給不足に陥っているようで,もう購入が困難になっているということを今日試薬屋さんから聞きました.この件,実は C&EN の 11/24 の号で読んで知っていたのですが,そのときは「ふーん」と思う程度で,ここまで深刻とは思っていませんでした.おそらく,ニュースが流れたせいで,買い占めに走ったところが結構出たので,更に品不足が深刻化したのでしょう.
もともとアセトニトリルを作っているところが少なく(世界で二カ所らしい),ここでもアセトニトリルはアクリロニトリルの副産物として作っているのだそうです.アクリロニトリルは自動車などで使われる ABS 樹脂の原料なのですが,世界的不況で需要が減少し,アクリロニトリルが減産になってしまった結果,アセトニトリルも生産されなくなるという,風が吹けば桶屋が儲かる的な状況で供給不足になっているとのことです.
さいわい,当研究室では,買い置きがあるのと,値段の安いメタノールを HPLC で使うことが多いので,当面心配はなさそうです.ただし,この状況がいつまで続くか分からないので,分析のプロトコルを厳密に決めているようなところでは気が気でないと思います.
ブログテーマ「Alpha」は行端が両揃えになってしまって,ちょっと間抜けなので,「モダングランジ」に変更してみました.
このアセトニトリルが世界的供給不足に陥っているようで,もう購入が困難になっているということを今日試薬屋さんから聞きました.この件,実は C&EN の 11/24 の号で読んで知っていたのですが,そのときは「ふーん」と思う程度で,ここまで深刻とは思っていませんでした.おそらく,ニュースが流れたせいで,買い占めに走ったところが結構出たので,更に品不足が深刻化したのでしょう.
もともとアセトニトリルを作っているところが少なく(世界で二カ所らしい),ここでもアセトニトリルはアクリロニトリルの副産物として作っているのだそうです.アクリロニトリルは自動車などで使われる ABS 樹脂の原料なのですが,世界的不況で需要が減少し,アクリロニトリルが減産になってしまった結果,アセトニトリルも生産されなくなるという,風が吹けば桶屋が儲かる的な状況で供給不足になっているとのことです.
さいわい,当研究室では,買い置きがあるのと,値段の安いメタノールを HPLC で使うことが多いので,当面心配はなさそうです.ただし,この状況がいつまで続くか分からないので,分析のプロトコルを厳密に決めているようなところでは気が気でないと思います.
ブログテーマ「Alpha」は行端が両揃えになってしまって,ちょっと間抜けなので,「モダングランジ」に変更してみました.
2008年12月16日火曜日
研究室セミナー
今日の研究室のセミナーでは,四年生の池田さんと下村君の二人が論文紹介をしました.
池田さんの紹介した論文は Lachenmeier et al., Chemical composition of vintage preban absinthe with special reference to thujone, fenchone, pinocamphone, methanol, copper, and antimony concentrations. J. Agric. Food Chem., 56, 3073-3081 (2008),
下村君の紹介した論文は Umehara et al., Inhibition of shoot branching by new terpenoid plant hormones. Nature, 455, 195-200 (2008) でした.
夕方からは,親睦会(農学部教職員全員の会)の忘年会があって,今帰って来たところです.
RapidWeaver のブログテーマ「学校」は字が読みにくいという意見があったので,「Alpha」というのに変更してみました.
池田さんの紹介した論文は Lachenmeier et al., Chemical composition of vintage preban absinthe with special reference to thujone, fenchone, pinocamphone, methanol, copper, and antimony concentrations. J. Agric. Food Chem., 56, 3073-3081 (2008),
下村君の紹介した論文は Umehara et al., Inhibition of shoot branching by new terpenoid plant hormones. Nature, 455, 195-200 (2008) でした.
夕方からは,親睦会(農学部教職員全員の会)の忘年会があって,今帰って来たところです.
RapidWeaver のブログテーマ「学校」は字が読みにくいという意見があったので,「Alpha」というのに変更してみました.
2008年12月14日日曜日
湯本さんのブラジル旅行記
社会人大学院生の湯本さんが会社の出張でブラジルに行ってきました.旅行記がこちらにアップされています.ブラジルはほとんど英語が通じなかったそうで,かなりの大冒険だったようです.下の写真はおみやげのお菓子です.
いろいろな国のお菓子をお土産にもらいますが,日本のお菓子のクオリティの高さをいつも認識させられます(もらっといて,ごめんなさい>湯本さん).
いろいろな国のお菓子をお土産にもらいますが,日本のお菓子のクオリティの高さをいつも認識させられます(もらっといて,ごめんなさい>湯本さん).
2008年12月10日水曜日
実用技術開発事業
今日は FS センターの佐藤先生が代表の実用技術開発事業「温湯散布による施設イチゴの農薬使用量削減と保鮮技術の確立」の推進会議が FS センターで行われ,私もプロジェクトのメンバーとして参加させていただきました.私のところでは,今年度は担当の学生もいなかったので,あまり研究は進んでいないのですが,来年度の四年生の誰かにはこのイチゴのプロジェクトを担当してもらおうと思っています.
偶然にも,このプロジェクトの共同研究先である茨城県の園芸研究所の研究メンバーに高校三年生のときの同級生がいて,世間の狭さを実感しました.
偶然にも,このプロジェクトの共同研究先である茨城県の園芸研究所の研究メンバーに高校三年生のときの同級生がいて,世間の狭さを実感しました.
2008年12月9日火曜日
天然物化学 & 研究室セミナー
今日は2講時目に天然物化学の講義がありました.講義を始めようとしたところ,MacBook Air の RGB 変換ケーブルが見当たらず,慌てて研究室まで取りに戻りました.幸いにも,すぐに自分の机の上で見つかったので,ほとんど遅れずに講義を開始することができました.
午後からは研究室のセミナーがあったのですが,今日は都合により文献紹介はなくなってしまい,各自の実験報告だけのセミナーになりました.
午後からは研究室のセミナーがあったのですが,今日は都合により文献紹介はなくなってしまい,各自の実験報告だけのセミナーになりました.
2008年12月5日金曜日
Laboratory of Bioregulation Chemistry
実は今まで「生物制御化学研究室」の英文名を公式的に決めてはいませんでした.大学の英文パンフレット等に掲載する英文名をどうするかというような話があり,教授の戸嶋先生と相談した結果,本研究室の英文名は “Laboratory of Bioregulation Chemistry” とすることに今日決定しました.
日本各地の大学に「生物制御化学研究室」はあるのですが,英文名としては “Bioregulation Chemistry” または “Bioregulatory Chemistry” を用いているところが多いようです.単なる英訳ではなく研究内容に応じた「意訳」をしているところもあります.例えば,私の出身研究室の東大の生物制御化学研究室は昔(私がいた頃)は “Laboratory of Plant Growth Regulation” だったのですが,今は “The Chemical Biology Laboratory” と名乗っているようです.
“Bioregulation Chemistry” というのも,日本の大学でしか使われていないようで,いかにも和製英語っぽいのですが,他に良い案もないので,これで良しとすることにしました.
日本各地の大学に「生物制御化学研究室」はあるのですが,英文名としては “Bioregulation Chemistry” または “Bioregulatory Chemistry” を用いているところが多いようです.単なる英訳ではなく研究内容に応じた「意訳」をしているところもあります.例えば,私の出身研究室の東大の生物制御化学研究室は昔(私がいた頃)は “Laboratory of Plant Growth Regulation” だったのですが,今は “The Chemical Biology Laboratory” と名乗っているようです.
“Bioregulation Chemistry” というのも,日本の大学でしか使われていないようで,いかにも和製英語っぽいのですが,他に良い案もないので,これで良しとすることにしました.
2008年12月4日木曜日
HPLC & 卒論説明会
今日は茨城大学の他研究室との共同研究で,たまにしか使わない HPLC の蛍光検出器を使いました.たまにしか使わないと中の部品の動きが悪くなってしまうようで,何度か電源を入れ直したりした結果やっと動くようになりました.そのあとも若干トラブルがありましたが,無事に良いデータが取れたようで良かったです.
午後は,資源生物科学科の三年次生向けに卒業論文のテーマ説明会がありました(戸嶋先生は昨日終了).生物制御化学研究室はここ数年はやや人気が低調だったのですが,今年あたりは何とか人気回復したいところです.この研究室は資源生物科学科の中でも化学(特に有機化学)の手法や考え方を学ぶためには特に良いところだと思いますので,興味のある三年生の皆さん(ここを読んでいるか不明ですが)は是非研究室においで下さい.
午後は,資源生物科学科の三年次生向けに卒業論文のテーマ説明会がありました(戸嶋先生は昨日終了).生物制御化学研究室はここ数年はやや人気が低調だったのですが,今年あたりは何とか人気回復したいところです.この研究室は資源生物科学科の中でも化学(特に有機化学)の手法や考え方を学ぶためには特に良いところだと思いますので,興味のある三年生の皆さん(ここを読んでいるか不明ですが)は是非研究室においで下さい.
2008年12月3日水曜日
GC-MS メンテナンス
茨城大学農学部では,日本電子の GCmate II という質量分析計を使っています.最近,GC-MS で使うと謎の感度低下やゴーストピークに悩まされるようになってしまったので,ガスクロマトグラフ(アジレントの 6890N)のメンテナンスをしました.購入以来5年間一度も交換していない注入口のゴールドシールとこの1年間ぐらい交換していないインサートを新品に交換して,キャピラリーカラムの注入口側を 70 cm ぐらいカットしました.これで状況が改善されると良いのですが,駄目ならカラムを新品にするしかないかもしれません.
2008年12月2日火曜日
生物制御化学研究室HP 1000 アクセス
2008年12月1日月曜日
日本農芸化学会2009年度大会
来年三月に福岡で開催される日本農芸化学会2009年度大会の発表(ポスター)申込締め切りが今日の午前中まででした.今回は,生物制御化学研究室からは湯本さん(博士課程学生)と長谷川が代表発表者となる二題を発表することになりました.
2008年11月29日土曜日
2008年11月28日金曜日
2008年11月27日木曜日
卒業アルバム写真撮影
今日の昼休みに生協が制作している卒業アルバムの研究室集合写真の撮影がありました.最近の定位置である研究棟一階ロビーの陶壁画「Creative Spirit」の前で撮影しました.やはり恒例の「農業資材化学」の看板も登場しました.
2008年11月25日火曜日
研究室セミナー
今日の研究室セミナーの文献紹介は博士課程の湯本さんで,文献は Nicolaou et al., A concise asymmetric total synthesis of aspidophytine. J. Am. Chem. Soc. 130(45), 14942-14943 (2008) でした.
2008年11月21日金曜日
化学生態学実験 III 終了
化学生態学実験 III が本日で無事終了しました.イネの調子が例年より良くなかったのか,サクラネチンがあまりできていないグループがいくつかありました.研究室の学生さんたちに協力してもらって,なるべく効率的に実験を行うようにしたつもりですが,HPLC や GC-MS といった機器分析をメインにしている実験なので,どうしても機器の待ち時間が多くなってしまうのが難しいところです.
2008年11月20日木曜日
化学生態学実験 III 9日目
今日は茨城大学の受験生パンフレット掲載用の写真撮影がありました.いもち病菌の胞子を観察しているシーンや GC-MS に試料を注入しているシーンが撮影されていました.
いもち病菌の胞子の発芽率はどうも今ひとつだったのですが,抗菌活性測定自体はしっかり結果が出ているようですので,何とか実験は成功したと言えそうです.GC-MS の方はソフトのエラーで止まったり,マイクロシリンジの針先が詰まったりとトラブルが続きましたが,何とかリカバリーして今日の分の測定を終えました.
いもち病菌の胞子の発芽率はどうも今ひとつだったのですが,抗菌活性測定自体はしっかり結果が出ているようですので,何とか実験は成功したと言えそうです.GC-MS の方はソフトのエラーで止まったり,マイクロシリンジの針先が詰まったりとトラブルが続きましたが,何とかリカバリーして今日の分の測定を終えました.
2008年11月19日水曜日
化学生態学実験 III 8日目
化学生態学実験 III も残りあと三日となりました.今日はイネいもち病菌胞子発芽阻害試験の準備と,GC-SIM によるモミラクトン A の定量を行いました.GC-MS が一台しかないために学生さんたちの順番待ちが多くなってしまってちょっとかわいそうなのですが,高価な機械なので何台も用意することはできず,致し方ないところです.学生さんたちは今日はあみだくじで測定の順番を決めていました.
2008年11月18日火曜日
研究室セミナー & 化学生態学実験 III 7日目
今日の研究室セミナーの文献紹介は四年生の青木さんで,文献は Glauser et al., Spatial and temporal dynamics of jasmonate synthesis and accumulation in Arabidopsis in response to wounding. J. Biol. Chem., 283, 16400-16407 (2008) でした.
学生実験は,シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した籾殻抽出物について, TLC と GC-MS によるモミラクトン A の確認を行いました.GC-MS での一回目の分析では 7 班中 4 班がうまくモミラクトン A が検出されずに困りましたが,再測定にチャレンジした 3 班は二回目は問題なくモミラクトン A を検出することができました.1 μL の試料溶液を 100 倍希釈して測定したのですが,この 1 μL がきちんと取れていなかった班が多かったようです.
学生実験は,シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製した籾殻抽出物について, TLC と GC-MS によるモミラクトン A の確認を行いました.GC-MS での一回目の分析では 7 班中 4 班がうまくモミラクトン A が検出されずに困りましたが,再測定にチャレンジした 3 班は二回目は問題なくモミラクトン A を検出することができました.1 μL の試料溶液を 100 倍希釈して測定したのですが,この 1 μL がきちんと取れていなかった班が多かったようです.
2008年11月17日月曜日
霧 & 化学生態学実験 III 6日目
2008年11月14日金曜日
化学生態学実験 III 5日目
中間点に到達しました.今日はシリカゲルカラムクロマトグラフィーと HPLC の2班に分かれて実験しました.シリカゲルカラムは予想外に流速が遅く加圧したりしながら何とか時間内に終了しました.HPLC はちょっとトラブルがありましたが,何とかすぐにリカバリーできました.しかし,データはちょっと微妙な感じの班もあり,イネの調子が悪かった可能性を疑っています.
2008年11月13日木曜日
2008年11月12日水曜日
化学生態学実験 III 3日目
化学生態学実験 III の3日目です.学生実験室のロータリーエバポレーターの調子がいまいちだったので,少し濃縮に時間がかかってしまいましたが,無事終了しました.途中で茨城大学の受験生向けパンフレットの写真撮影のロケハンが来てパチパチ写真を撮っていました.11/20に本番の撮影があるそうです.
2008年11月11日火曜日
2008年11月10日月曜日
化学生態学実験 III スタート
今日から化学生態学実験 III がスタートです.長い二週間の始まりです.4講時目に就職ガイダンスが開催されたので,実験は5講時目からの開始になり,終わりは 18:30 を過ぎてしまいました.昨年度までは選択科目だったので,毎年十人前後の受講生だったのですが,今年から特別カリキュラム(食品衛生管理者等任用資格)の必修科目に格上げ(?)されたので,受講生は約 30 人と大幅増です.
実験の内容はイネのファイトアレキシンの定量分析(HPLC,GC-MS)とイネ籾殻からのモミラクトンAの精製と抗菌活性の測定です.
実験の内容はイネのファイトアレキシンの定量分析(HPLC,GC-MS)とイネ籾殻からのモミラクトンAの精製と抗菌活性の測定です.
2008年11月8日土曜日
2008年11月7日金曜日
化学生態学実験 I 終了
今日で戸嶋先生担当の化学生態学実験 I が終了しました.明日は太田先生と長谷川で担当する水戸開講の一年次生向け教養科目「化学実験基礎」があり,来週から二週間は長谷川担当の化学生態学実験 III があります.このような状態で,11 月は完全に学生実験モードで研究室が進行しています.
2008年11月6日木曜日
2008年11月5日水曜日
「化学実験基礎」実験室下見
今日は水戸で今週土曜日に開講される一年次生向けの教養科目「化学実験基礎」を実施する実験室(理学部の新しい建物にある)の下見に行ってきました.二台あるはずの機器が一台しか見つからず,実験室中を探しまわったり,事務の方に伝票を確認してもらったりして,予想外に時間がかかりました.やはり,ホームグラウンド(農学部)以外のところで何かやるのは,大変だと実感しました.
夕方からは,大学院の講義「化学生態学特論」の非常勤講師をお願いしている木村先生をお迎えして遺伝子実験施設で飲み会が開催されて,私にも安西先生(遺伝子実験施設の教授)からお声がかかったので飲みに参加しました.
夕方からは,大学院の講義「化学生態学特論」の非常勤講師をお願いしている木村先生をお迎えして遺伝子実験施設で飲み会が開催されて,私にも安西先生(遺伝子実験施設の教授)からお声がかかったので飲みに参加しました.
2008年11月4日火曜日
研究室セミナー
今週から研究室セミナーの外書購読がまた始まりました.今週の当番は博士課程の井坂君でした,紹介した文献は,Volgraf et al., Biomimetic synthesis of the IDO inhibitors exiguamine A and B. Nature Chemical Biology, 4(9), 535-537 (2008) です.生合成類似反応によるインドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ阻害剤の全合成に関する論文でした.
2008年11月1日土曜日
2008年10月31日金曜日
2008年10月29日水曜日
化学生態学実験 I ,鍬耕祭ポスター印刷
化学生態学実験 I の戸嶋先生担当分が折り返し点を通過しました.金曜日は鍬耕祭準備で休講になるので,来週あと三回で終了です.
今日は遺伝子実験施設の大判プリンターを使って鍬耕祭で展示する研究室のポスターの印刷をしました.Photoshop で作ってある大きなファイルだったので,印刷に手間取ってしまいました.
今日は遺伝子実験施設の大判プリンターを使って鍬耕祭で展示する研究室のポスターの印刷をしました.Photoshop で作ってある大きなファイルだったので,印刷に手間取ってしまいました.
2008年10月24日金曜日
2008年10月23日木曜日
2008年10月20日月曜日
化学生態学実験 I スタート
今日から二年生の学生実験「化学生態学実験 I」がスタートです.
他の研究室の学生さんの実験で GCmate II を久しぶりに FAB で使いました.EI からの切り替えがうまくいかずにサポートセンターに電話したりしましたが,何とか測定できました.
卒業生の中嶋さんが登場してお土産を置いていってくれました.
他の研究室の学生さんの実験で GCmate II を久しぶりに FAB で使いました.EI からの切り替えがうまくいかずにサポートセンターに電話したりしましたが,何とか測定できました.
卒業生の中嶋さんが登場してお土産を置いていってくれました.
2008年10月17日金曜日
天然物有機合成化学&生物制御化学特論
今日は一講目は戸嶋先生の学部2年生向け講義「天然物有機合成化学」,二講目は私担当の大学院講義「生物制御化学特論」がありました.
来週からは戸嶋先生担当の学部2年生向けの学生実験「化学生態学実験 I」が始まり,ちょっと研究室が忙しくなります.
来週からは戸嶋先生担当の学部2年生向けの学生実験「化学生態学実験 I」が始まり,ちょっと研究室が忙しくなります.
2008年10月16日木曜日
2008年10月14日火曜日
2008年10月11日土曜日
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